
摂政王太子、のちのジョージ4世
作品情報
ストーリー
ヴァチカン絵画館には、高さ3メートル近い摂政王太子の肖像がある。トーマス・ローレンスが、のちのジョージ4世をガーター勲章の式服姿で全身像に描いたもので、1816年の署名と年記がある。ヴァチカンの解説によれば、かたわらのテーブルはフランス王ルイ18世からの贈り物で、その上に王冠と教皇ピウス7世の手紙が置かれている。王太子が1820年に即位したのち、教皇に贈られたものと考えられている。
この構図にはいくつものヴァージョンがある。ボストン美術館のこの絵は、高さわずか31センチほどの模写で、描いた人は分からない。美術館は制作を1818年以降としか記していない。1907年、マサチューセッツ州ケンブリッジの収集家エドワード・ウォルド・フォーブズが寄贈した。彼はその二年後、ハーヴァード大学フォッグ美術館の館長になっている。