
預言者エリヤとサレプタのやもめ
作品情報
ストーリー
物語は旧約聖書の「列王記上」にある。干ばつのさなか、預言者エリヤはシドンに近い町サレプタへ遣わされ、町の門で薪を拾うやもめに、水と一切れのパンを求める。彼女に残っているのは、壺の中のひと握りの小麦粉と、瓶の中のわずかな油だけで、自分と息子の最後の食事がやっとという量だった。エリヤは、まず自分のためにパンを焼くよう告げ、雨が戻るまで粉も油も尽きないと約束する。そして、そのとおりになる。ストロッツィはこの場面を1640年から1644年ごろ、生涯の最後の数年に、横長のカンヴァスに描いた。壺のそばにやもめがいて、その横に少年、そして杖に身をあずける預言者がいる。この絵は1733年にはウィーンの皇室ギャラリーに記録されている。




