
Camille Pissarro · PD
マラケ河岸とフランス学士院、春、陽光(第四連作)
作品情報
ストーリー
1903年の春、ピサロは73歳で、セーヌ左岸のケー・ヴォルテールにあるホテルに部屋を借りた。目の持病のために戸外で長く制作することが難しく、晩年の彼はパリの窓辺を仕事場にしていた。この部屋の窓からは、マラケ河岸と、ドームを戴くフランス学士院の建物が正面に見える。3月の末から5月の末までのあいだに、彼はここで14点の連作を仕上げた。春の陽光を主題にしたこの一枚は、その第4シリーズにあたる。
その前、1902年の11月から1903年の5月にかけては、ドフィーヌ広場のアパルトマンに三度目の滞在をして、別の窓から13点を描いている。部屋を移すたびに眺めを入れ替える、という進め方だった。ピサロはこの年の11月13日にパリで世を去り、マラケ河岸の連作が最後のまとまった仕事になった。




