
Gustave Courbet · PD
獲物
作品情報
ストーリー
この絵は早くにアメリカへ渡った一枚で、1866年、ボストンの若い画家たちが買い求め、アメリカに入った最初期のクールベ作品の一つとなった。描かれているのは、画家の故郷であるスイス国境近くのジュラ地方での、鹿猟のあとの一場面。枝には仕留められた鹿が吊るされ、木にもたれてパイプをくわえ休む身なりのよい猟人は、クールベ自身である。右手では助手が角笛を吹き、獲物の分け前にあずかろうと猟犬を呼び集める。これが題名la curéeの意味だ。1856年ごろに描かれ、1857年のパリ・サロンに出品されると、写実主義の旗手に敵意を抱く批評家までがこの鹿には脱帽し、ゴーティエは展覧会中で最も優れたものの一つと評した。




