
Vincent van Gogh, The Red Vineyard, 1888. Wikimedia Commons. · PD
赤い葡萄畑
作品情報
ストーリー
1888年11月、アルルの秋。ある夕暮れ、ゴッホは雨あがりの葡萄畑が沈む夕日を受けて燃えるように赤く輝くのを目にし、その光景を記憶をたよりに描いた。地面は赤銅色に染まり、収穫する人々のあいだを黄いろい太陽の光が川のように流れている。よく語られるのは、この絵がゴッホの生前に売れた唯一の油彩だという話だ。1890年、ブリュッセルの「二十人会展」に出品されると、アルル時代の友人だった詩人ウジェーヌ・ボックの姉で、自身も画家だったアンナ・ボックが400フランで買い取った。その数か月後、ゴッホはこの世を去る。今この絵はモスクワのプーシキン美術館にあり、20世紀初めにロシアの実業家が集めた印象派コレクションの一部として、そこへたどり着いた。




