
フィレンツェ元老院がフェルディナンド2世・デ・メディチに忠誠を誓う
作品情報
ストーリー
1621年2月28日、トスカーナ大公コジモ2世が30歳で世を去った。跡継ぎは十歳だった。誓いはその11日後に行われる。ヴェッキオ宮殿の五百人広間に、フィレンツェ元老院と市の有力者たちが集まり、少年に忠誠を誓った。実際に政務を執ったのは母マリア・マッダレーナ・ダウストリアと祖母クリスティーナ・ディ・ロレーナの二人で、スステルマンスは玉座の脇に二人を描き込んでいる。実在の顔のあいだには寓意像が置かれた。平和がオリーブの枝を差し出すトスカーナ、そして左手に横たわるアルノ川の河神である。ここにあるのは大画面のために仕上げられた小型の完成稿、モデッロだ。大画面のほうは1626年にピッティ宮殿に掛けられ、いまはウフィツィ美術館のニオベの間にある。この一点は古美術市場に現れ、1981年にイタリア国家が買い上げた。



