
貢の銭
作品情報
ストーリー
四つの福音書のうち、この話を伝えるのはマタイによる福音書だけです。伝承では、マタイはかつて徴税人でした。カファルナウムで神殿税の取り立て人たちがペトロに、あなたの先生は税を納めないのかと尋ねます。イエスはペトロを湖へ行かせて釣り針を垂らさせ、最初に釣れた魚の口から、二人分の税に足りる銀貨が見つかりました。
1638年から1642年頃、まだ若くローマにいたマッティア・プレーティは、この話の結末、支払いの場面を描きました。美術館によれば、彼はカラヴァッジョが打ち出した新しい工夫を念頭に置いていました。光がキリストの姿に斜めに降りそそぎ、人々の顔をなぞって、最後に魚と銀貨の上にとどまります。
伝統的な衣をまとうのはキリストとペトロだけです。ほかの人物はみな17世紀の服を着ており、舞台も当時の室内、画家やこの絵を手にする人々が実際に暮らしていたような部屋です。




