カエサルの凱旋:1. 絵を運ぶ人々

Andrea Mantegna · PD

カエサルの凱旋:1. 絵を運ぶ人々


作品情報

制作年
1488
技法
テンペラ
種類
絵画
寸法
270.3 × 281.2 cm

ストーリー

行列はここから始まります。マンテーニャは一辺が三メートル近い九枚のカンヴァスを描き、それをつなげて、ガリア戦争に勝ったユリウス・カエサルの凱旋の行進をひと続きに表しました。この絵はその先頭です。ラッパ手と旗手が先に立ち、その後ろで男たちが戦いの場面を描いた絵を高く掲げています。ローマの群衆に、何を勝ち取ったのかを見せるためです。黄色の衣に飾りのついた鎧を着けた若い黒人の兵士が、前へ歩みながら肩越しに振り返り、次の画面のほうを見ています。この兵士は40年ほどのあいだ、この姿では見られませんでした。1910年から1921年にかけて、画家で批評家のロジャー・フライがこの絵の修復に断続的に取り組み、兵士を白人に描き替えてしまったのです。フライの加筆は、1960年代に始まった修復で取り除かれました。《カエサルの凱旋》は英国王室コレクションに属し、ふだんはハンプトン・コート宮殿の下のオランジェリーに掛かっています。その展示室の改修中、六枚がロンドンのナショナル・ギャラリーで公開されています。

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