
J. M. W. Turner, The Trout Stream, 1809. Wikimedia Commons. · PD
鱒の小川
作品情報
ストーリー
1808年の夏、ターナーは北ウェールズを旅している。同行した知人は、彼が絵を描くよりも釣りに時間を使っていたと書き残した。翌年に仕上がったこの画面には、ディー川で糸を垂れる釣り人がいて、霧のかかった峰の向こうから雨が近づき、日は雲に隠れかけている。ターナーはこれをロイヤル・アカデミーの展覧会には出さず、ロンドンのクイーン・アン・ストリートに自分で構えた画廊で見せた。買い手はエセックス伯で、絵はハートフォードシャーの屋敷カシオベリー・パークに掛かる。1905年にシンシナティのタフト夫妻が買い取り、絵は夫妻の住まいへ移った。その家はのちに市に贈られ、いまは美術館になっている。




