
Camille Pissarro · PD
テュイルリー公園、明るい曇り空
作品情報
ストーリー
1898年の暮れ、68歳のカミーユ・ピサロは、テュイルリー公園の真向かい、リヴォリ通り204番地にアパルトマンを借りました。そして1899年から1900年にかけて、窓から見下ろす公園を、天気や季節を変えながら何度も描きました。この作品は、パリで万国博覧会が開かれた1900年の一枚です。
視線は高い位置から、明るい砂の小道と芝生をたどってセーヌ川の方へ向かいます。右手の地平線には、サント=クロチルド聖堂の二本の尖塔がのぞき、右下には署名と年記が入っています。
その後、この絵はドイツのコレクションに入りました。第二次世界大戦後にソ連へ運ばれ、50年近くエルミタージュ美術館の収蔵庫に置かれたまま公開されず、初めて展示されたのは1995年のことです。




