
Théodore Chassériau · PD
二人の姉妹
作品情報
ストーリー
1843年、テオドール・シャセリオーはまだ23歳だったが、すでに師アングルからの独立を示そうとしていた。三年前に彼はアングルと決別している。この年のサロンのために、彼は自分の二人の姉妹、アデルとアリーヌを描いた。二人は寄り添って立ち、そろいの暗い色のドレスと深い赤のショールをまとう。装いも眼差しも同じで双子のように見えるが、実際には12歳の開きがあり、アデルは33歳、アリーヌは21歳だった。若い画家はここで、アングルの精確な線とドラクロワの温かな色彩を一つに結んでいる。サロンの批評は控えめな受け止め方だった。左のアデルの腰もとには、一輪の薔薇がひらいている。



