醜い公爵夫人

Quinten Metsys · PD

醜い公爵夫人


作品情報

制作年
1513
技法
油彩・板
種類
絵画
寸法
64.2 × 45.4 cm

ストーリー

額に皺を刻んだ老女が、若い娘のような胸あきの服をまとい、しおれかけた薔薇のつぼみを手にしている。年に似合わぬ装いで若さを繕う、その虚栄をからかった絵だ。原題はただ「ある老女」で、「醜い公爵夫人」という呼び名は後世のものにすぎない。マサイスは1513年ごろ、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた奇怪な顔の習作から着想を得たと考えられている。実際、この老女のもとになった素描が、レオナルドの弟子メルツィの手で写されて残っている。三世紀半のち、挿絵画家テニエルはこの顔を借りて、『不思議の国のアリス』の公爵夫人を描いた。差し出された薔薇のつぼみは、まだ固く閉じたままだ。

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