
Jean-Baptiste Camille Corot · CC-BY-SA-4.0
谷間
作品情報
ストーリー
題名は、この谷間がどこなのかを教えてくれない。風景はどこまでも穏やかだ。手前では緑の斜面が下り、日なたと日陰がまだらに広がる。中ほどでは茶色の牛が草を食み、右では男が草むらにしゃがみ、左の小道では女性と子どもたちの小さな一団が立ち止まっている。木立がくぼ地の上に身を傾け、はるか地平線には教会の尖塔がのぞく。板の半分近くを空が占め、灰色と白の雲が畑の上に積み重なっている。ルーヴルは制作年を1850年から1875年のあいだとしか示していない。板に油彩で描かれ、左下に署名がある。収集家ジョルジュ・トミー=ティエリが1902年にルーヴルへ遺贈し、現在は948室に展示されている。




