
Pieter Brueghel the Elder, The Wine of Saint Martin's Day, 1566. Wikimedia Commons. · PD
聖マルティヌスの日のワイン
作品情報
ストーリー
11月11日の聖マルティヌスの日は、その年の新しいワインが初めて飲めるようになる日として、ネーデルラントの村々で祝われた。ブリューゲルはこの絵で、その祝祭を巨大な人だかりとして描いている。画面中央に据えられた大きな酒樽に群衆が殺到し、器や帽子で先を争ってワインをすくい、すでに酔いつぶれて倒れる者もいる。右手のずっと奥では、馬に乗った聖マルティヌスが剣で自分のマントを切り、物乞いに分け与えている。信仰の慈悲と、目の前の酔狂とが同じ画面に居合わせている。麻布にテンペラで描かれたこの作品は縦およそ1.5メートル、横2.7メートルを超え、現存するブリューゲルの絵の中で最も大きい。長く別人の作とされていたが、2010年にプラド美術館が取得し、真作と確認された。




