狼たち(バルカン戦争)

Franz Marc · PD

狼たち(バルカン戦争)


作品情報

アーティスト
フランツ・マルク
制作年
1913
技法
油彩
種類
絵画
寸法
70.8 × 139.7 cm

ストーリー

1912年の秋、バルカン同盟を組んだ四つの国がオスマン帝国に宣戦し、半年ほどでその帝国からヨーロッパ側の領土の大半を奪った。戦場は遠く、マルクは上バイエルンの村ジンデルスドルフにいたが、新聞は連日この戦争を伝えていた。それまで彼が描いてきたのは、青い馬や鹿が風景と溶け合う穏やかな画面である。1913年のこの絵に出てくるのは狼で、横幅140センチ近い細長い画布を、尖った角ばった形が横切っていく。手前には緑の炎が上がり、奥には紫の煙が垂れこめ、右下の隅に萎れかけた桃色の花が残されている。バッファローの美術館がこの絵を買ったのは1951年、マルクが西部戦線のヴェルダンで戦死してから35年後のことだった。

この物語を音声で。アプリを入手。