
JackyM59 · PD
アルジェの女たち
作品情報
ストーリー
1832年、ウジェーヌ・ドラクロワはフランスの外交使節に同行してモロッコを旅した。フランスがアルジェリアを征服してまもない頃で、その帰路に立ち寄ったアルジェで、彼は思いがけずある家の奥へ通された。ふつう異教徒の男には固く閉ざされていたハーレム、つまり女たちの私室である。二年後にパリで仕上げたこの絵には、そこで見た室内が息づいている。水煙草の管を手にした女、クッションにもたれてサンダルを脱ぎ捨てた女、その傍らに立つ召使い。北アフリカの強い光にすっかり魅せられていたドラクロワは、絨毯やタイル、衣の刺繍の色を、記憶とわずかな水彩の写生をたよりに描き起こした。半世紀後、若いルノワールはこの絵の前で、香の匂いまで漂ってくるようだと語っている。




