負傷者

Gustave Courbet · PD

負傷者


作品情報

制作年
1844
技法
油彩、キャンバス
種類
絵画
寸法
81.5 × 97.5 cm

ストーリー

オルセー美術館にあるこの自画像を、クールベは10年ほどかけて描き直し続けました。木の下で目を閉じ、シャツに赤い血の染みをにじませた男は、剣で傷ついたように見えます。ところがX線を当てると、胸のあたりにもう一つの姿が浮かびました。もとは彼の肩に、恋人ヴィルジニー・ビネがもたれかかっていたのです。二人の関係は14年ほど続いた末、1851年ごろに終わります。クールベはやがて女性を塗り消し、代わりに剣を握らせ、自らを傷ついた男に仕立て直しました。赤い染みの下には、消された抱擁が今も塗り重ねられて残っています。

まだまだたくさんあります。公開時にいちばんに。