
Franz Marc · PD
虎
作品情報
ストーリー
このポーズを、マルクは四年前にすでに見つけていた。1908年、彫刻の経験がないまま小さな豹のブロンズ像をつくっていて、それもいまレンバッハハウスにある。この虎の細部はすべてそこに先取りされている。1912年の画布の上で、虎は岩から切り出したような角ばった形でうずくまり、大胆なひねりで頭を振り返らせる。黄色い胴の切子面はまわりの立方体のような形と組み合わさり、毛皮と岩の区別がほとんどつかない。キュビスムをマルクは、ミュンヘン新芸術家協会の第2回展でピカソとブラックの作品に見て、1912年にはケルンの分離派同盟展で改めて学んでいた。裏には「Fz. MARC/12」とある。1913年、ベルリンの収集家ベルンハルト・ケーラーが購入した。




