
Rembrandt, Titus as a Monk, 1660. Wikimedia Commons. · PD
修道士姿のティトゥス
作品情報
ストーリー
1660年、レンブラントは息子ティトゥスを、フランシスコ会修道士の茶色い頭巾姿で描いた。当時ティトゥスは十代の後半で、父にとってただ一人生き残った子だった。数年前に破産して財産も家も失っていたレンブラントは、この頃ティトゥスと内縁の妻に支えられて暮らしていた。うつむき加減の若者の顔に、柔らかな光がそっと差し込む。厚く塗り重ねられた絵の具が、粗い修道服の質感を生々しく伝える。愛情のこもったこの肖像から数年後、ティトゥスは父に先立って世を去ることになる。現在はアムステルダムの国立美術館にある。




