
Jean-Baptiste Camille Corot · PD
道の曲がり角
作品情報
ストーリー
1903年、ボストンの実業家イーベン・ダイアー・ジョーダンは、その財産を音楽に注いでいました。一族の百貨店ジョーダン・マーシュで財を成した人物で、この年の10月には、彼が費用を出したハンティントン・アヴェニューのコンサートホールをニューイングランド音楽院が正式に開きました。いまもジョーダン・ホールと呼ばれています。1908年には同じ通りのボストン・オペラハウスを完成させるため70万ドルを出し、劇場は1909年11月に開場しました。そのわずか一週間後、すぐ近くでボストン美術館が新しい建物を開いています。このコローも、1903年までには彼のものになっていました。それ以前はパリにあり、裏に貼られたラベルには前の持ち主の名が残っています。アルベール・ド・サン=タルバン、競馬やフェンシングについて書いたジャーナリストで劇作家でもあった人です。細く背の高い木々が、光の方へ曲がってゆく小道の上にそびえています。道の先へ馬に乗った人が遠ざかり、右には女性が二人、一人は幼い子を抱いて立っています。左下では女性が身をかがめて薪を拾っています。制作は1868年から1870年ごろです。ジョーダンは1916年に亡くなり、息子のロバートが1924年にこの絵を美術館に寄贈しました。




