
Jean-Baptiste Camille Corot · PD
黄昏
作品情報
ストーリー
ボストンの銀行家ヘンリー・リー・ヒギンソンは1881年にボストン交響楽団を創設し、30年以上にわたって毎年の赤字を私財で埋めつづけました。1903年までに、この小さなコローは彼のものになっています。妻のアイダは、ハーヴァードで教えたスイス生まれの博物学者ルイ・アガシーの娘でした。夫の死から16年後の1935年に亡くなったとき、彼女は夫をしのんでこの絵をボストン美術館に遺贈しました。美術館は制作年を1845年から1860年のあいだと幅をもたせて示しています。左右から暗い木々が身をかがめるように傾き、枝先は頭上でほとんど触れ合っています。そのあいだで、夕暮れの空が静かな湖の上に白く光っています。下の空き地では、二人の娘が木の実を摘んでいます。一人は立ったまま枝に手を伸ばし、もう一人は右側でひざまずき、二人のあいだの草の上には暗い色の布が広げてあります。




