
Franz Marc · PD
二頭の青いロバ
作品情報
ストーリー
1912年2月、マルクとワシリー・カンディンスキーが前年の冬にミュンヘンで旗揚げした「青騎士」は、画商ハンス・ゴルツの画廊で二回目の展覧会を開きました。出品されたのは紙の作品だけです。高さ35センチほどのこの小さなグワッシュもその一点で、チューリヒの収集家フランツ・シュタードラーが会場で購入しました。以後、作品は一世紀以上にわたって彼の一族のもとにありました。
もう一つの題名「馬とロバ」のほうが、描かれたものを正確に伝えています。手前に青いロバ、その後ろにひと回り大きな暗い色の馬がいて、どちらも角ばった色面で組み立てられています。マルクは1910年からミュンヘン南方の村ジンデルスドルフに住み、描く動物たちに囲まれて暮らしていました。1997年から2019年までは、イギリス最大のドイツ表現主義コレクションをもつレスターのニュー・ウォーク博物館に長期貸与され、2020年にロンドンの競売にかけられました。




