
Henri de Toulouse-Lautrec · PD
二人の女友達
作品情報
ストーリー
1895年、ロートレックは30歳で、パリの公認娼館のなかで長い時間を過ごしていた。ムーラン通りの店もその一つで、女たちは客を待つあいだ、彼が座って手を動かすのを放っておいてくれた。この絵の支持体は厚紙である。油絵具をテレビン油でぎりぎりまで薄め、紙に染み込ませて艶なく乾かす描き方で、絵画というより素描に近い。彼はこの方法を手早く済むという理由で繰り返し使った。寝台の上に女が二人いて、一人は桃色の下着姿で肩越しに振り返り、もう一人はその陰に半ば隠れている。署名と年記は画面の左下に入っている。ドレスデンがこれをベルリンの画商から買ったのは1925年、ロートレックが36歳で死んでから24年後のことだった。




