
Frans Snyders · PD
果物かごを荒らす二匹の猿
作品情報
ストーリー
17世紀、中国の磁器はオランダ東インド会社の船で大量に北ヨーロッパへ運ばれ、アントウェルペンの静物画家たちは好んでそれを果物のあいだに描き込んだ。ここでスネイデルスは、その磁器をサルたちの好きにさせている。二匹が左右から果物籠に襲いかかる。白い毛の襟巻きをした黒っぽいサルはマルメロを抱えたままブドウをまさぐり、明るい毛色のもう一匹は右から長い腕を伸ばす。そのあいだで食卓はめちゃくちゃだ。皿はメロンに寄りかかるように傾いて桃をこぼし、鉢は赤い実とともに転がり、テーブルクロスには破片が散らばっている。ルーヴルはこの作品を1630年から1640年のあいだの制作とみる。1929年、パリの収集家クリスティアニ男爵の遺贈で美術館に入った。




