
Jean-Baptiste Camille Corot · PD
ヴェネツィア、大運河
作品情報
ストーリー
細長く低い画面の右端に立つのは、海の税関ドガーナ・ダ・マールです。海から届く荷に税をかけた建物で、大運河とジュデッカ運河が出会う岬の先にあり、1678年から1682年にかけて建てられました。塔の上では二体のブロンズのアトラスが金色の球を支え、その上に運命の女神フォルトゥナが立っています。風向きに合わせて回る風見です。コローはこの女神を、明るい空に浮かぶ小さな黒い影として描きました。中央の水の向こうにはサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂の鐘楼とドーム、左にはゴンドラが滑り、帆船が錨を下ろしています。高さ25センチ、長さは一メートルを超えるこの形は、コローがマントに住む友人のために装飾した浴室の、壁の中の置き場所から決まったものです。旧税関は2009年から現代美術館になっています。




