ヴェネツィア、ドージェの海との婚姻の儀式が行われるピアツェッタ

Didier Descouens · PD

ヴェネツィア、ドージェの海との婚姻の儀式が行われるピアツェッタ


作品情報

アーティスト
J・M・W・ターナー
所蔵
テート
制作年
1835
技法
油彩
種類
絵画
寸法
121.9 × 91.4 cm

ストーリー

ヴェネツィア共和国では何世紀ものあいだ、キリスト昇天祭の日に総督が金色の御座船で沖へ出て、アドリア海に金の指輪を投げ入れていました。「海との結婚」と呼ばれるこの儀式は、海を治めるのはヴェネツィアだという宣言でした。1797年に共和国がナポレオンの前に倒れると儀式も途絶え、翌年にはフランス兵が金を取るために御座船を焼いています。ターナーがこの場面に取りかかったのは1835年頃、二度目のヴェネツィア訪問から二年後のことで、もう40年近く誰も目にしていない光景でした。はっきり描き込まれているのは、サン・マルコの鐘楼と、右手のドゥカーレ宮殿の上半分ほどです。ターナーは途中で筆を置き、絵は未完成のまま残りました。左手前の人々の中に、指輪を差し出す総督の姿がありますが、周りと同じく下描きのような状態のままです。

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