
Coyau · PD
ヴィーナスとウルカヌス
作品情報
ストーリー
ラファエロが1520年にローマで急死すると、その工房と大量の素描は弟子たちの手に渡った。もっとも力のあったジュリオ・ロマーノは数年ローマにとどまり、1524年にマントヴァへ移ってゴンザーガ家に仕えた。高さ38センチほどのこの小さな板絵も、その前後の時期に工房の周辺で描かれている。ウルカヌスの鍛冶場にいるウェヌスと、アモル、五人のプットという構図は、1530年にアゴスティーノ・ヴェネツィアーノが版画に写しており、着想はラファエロ自身か、ごく近い工房の誰かのものとされる。ルーヴルは現在、この板絵をジュリオ・ロマーノ本人ではなく、その工房の作として登録している。ルイ14世の絵画目録が作られた1683年の記載は、「ラファエロの下絵によるジュリオ・ロマーノ」だった。




