
Titian · PD
オルガン奏者とクピドのいるヴィーナス
作品情報
ストーリー
ヴィーナスの背後の窓の外には庭が広がり、噴水があり、木立があり、散歩する男女がいる。庭をこれほど描き込んだ例はティツィアーノには珍しい。1555年ごろに描かれたこの一枚の庭は、同じ主題でもう少し早く仕上げられた別の絵から輪郭ごと写し取られたもので、その絵も同じプラドにある。写す際に変えた点はわずかである。足もとにいた犬がクピドに置き換えられ、それによって女性はヴィーナスとなり、上半身と頭、左手の位置も描き直された。オルガン奏者のほうは、顔だけが別人になっている。





