
J. M. W. Turner, View of Venice: The Ducal Palace, Dogana and Part of San Giorgio, 1841. Wikimedia Commons. · PD
ヴェネツィアの眺め:ドゥカーレ宮殿、ドガーナ、サン・ジョルジョの一部
作品情報
ストーリー
オハイオ州オーバリンのアレン記念美術館によれば、この絵は白い下地の上に三層の絵の具を重ねて描かれ、厚塗りの部分も透明な上塗りも今なお損なわれずに残っています。1841年の春、ターナーはロンドンのロイヤル・アカデミー展にヴェネツィアの風景を三点出品し、当時の批評家はその空気と水の澄みわたる様子を称賛しました。本作はそのうちの一点で、友人の彫刻家フランシス・チャントリーのために描かれたものです。チャントリーは同じ年の11月に亡くなりました。画面はジュデッカ運河の入り口から眺めた景色で、中央にドゥカーレ宮殿とサン・マルコの鐘楼、右手にはサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂のドームが見えます。ターナーが最後にヴェネツィアを訪れたのは、その前年、1840年の夏のことでした。




