
Francisco de Zurbarán · CC-BY-SA-4.0
雲の聖母
作品情報
ストーリー
1619年、エストレマドゥーラの町リェレナの市参事会が、町を囲む城壁のビリャガルシア門を飾る聖母の絵を注文しました。引き受けたのは、セビリアでの徒弟修業を終えてこの町に移ってきたばかりの、20歳そこそこのスルバランです。今のところ、制作年の分かる彼の作品でいちばん古い一枚がこれにあたります。腕を組んだ聖母の体つきはがっしりとして、彫刻のような重さがあります。顔立ちの描き方と、ヴェールの薄さの見せ方は、それとは対照的に細やかです。門の上という設置場所は、雨風にも通りすがりの視線にもさらされる場所でした。この仕事に対して町が支払った額は、77レアルと記録されています。




