
Vincent van Gogh, Wheat Field at Auvers with House, 1890. Wikimedia Commons. · PD
家のあるオーヴェルの麦畑
作品情報
ストーリー
1890年7月、最後の数週間、ゴッホはパリの北にある村オーヴェル=シュル=オワーズを取り巻く麦畑へ、幾度となく足を運んだ。ちょうど刈り入れの季節で、実った麦は彼のほとんど取り憑かれたような主題になっていた。7月10日ごろ、弟テオへの手紙に、荒れた空の下の麦畑を大きな画布に描いていると書いている。この絵では麦の穂が画面のほとんどを埋め、畑の縁に一軒の家がのぞく。ここが人けのない原野ではなく、耕された土地であることを思い出させる。それから数週間後の7月29日、彼はこの世を去った。作品はいま、アメリカ最初の近代美術館であるワシントンのフィリップス・コレクションに収められている。




