
Vincent van Gogh, White House at Night, 1890. Wikimedia Commons. · PD
夜の白い家
作品情報
ストーリー
1890年6月、ゴッホはパリ近郊のオーヴェル=シュル=オワーズで、残された最後のひと月あまりを過ごしていた。ある夕暮れ、二階建ての白い家と、その屋根の上で明るく光る一つの星を描いた。近年、アメリカの天文学者ドナルド・オルソンの調査で、この星は星ではなく宵の明星、金星だとわかった。当時マイナス3.9等という際立った明るさで、絵と暦を突き合わせると、描かれたのは6月16日の午後7時から8時ごろの空だという。前を歩く女性、灯りのついた窓、暮れなずむ空。この絵を描いてからおよそ六週間後に、ゴッホは自ら命を絶った。




