
ウィリアム・チャフィン・グローヴ(1731–1793)
作品情報
ストーリー
ウィリアム・チャフィン・グローヴはウィルトシャーの法律家で、名を知られることはありませんでした。1750年にロンドンのミドル・テンプルに入り、6年後に法廷弁護士の資格を得て、庶民院ではまずシャフツベリー、のちにウェイマス・アンド・メルコム・レジスの議員を務めます。1776年には、いとこのエリザベス・グローヴと結婚しました。ロムニーが1779年か1780年に彼を描いたとき、グローヴは50歳近く。美術館はこの肖像について、堅実な体面と社会的なゆとりを感じさせると述べています。
絵はウィルトシャーの一族の屋敷ジールズ・ハウスに掛けられ、その後150年、そこにありました。グローヴは1793年に亡くなり、夫妻に子はなかったため、屋敷と肖像は未亡人へ、ほかのグローヴ家の人々へ、そして姉妹へと受け継がれます。1891年に相続したジョージ・ブロックは、聖職者の親族の遺言によって、すでに姓の前にトロイトを加えていました。1892年には、ブロックをチャフィン・グローヴに改めています。名前が変わるたびに、壁には同じ絵が掛かっていたわけです。
後を継いだエドワード・トロイト・ブロックが、1930年7月、ついにロンドンのクリスティーズの競売に出しました。そこで代理人がフレデリック・L・ジャックのために落札し、ジャックは1935年にボストン美術館へ寄贈しました。

