
Sailko · PD
ルーヴシエンヌの冬景色
作品情報
ストーリー
1912年12月、パリのマンジ=ジョワイヤン画廊で、アンリ・ルアールのコレクションが三日間にわたって競売にかけられました。ルアールは技師で実業家、自らも絵を描き、長年にわたって友人たちの作品を買い続けた人物で、ドガとは学校時代からの友人でした。この年の1月に亡くなっています。競売でとりわけ話題を呼んだのは、バーにつかまる踊り子たちを描いたドガの作品で、アメリカの収集家ルイジーヌ・ハヴマイヤーが50万フラン近くで落札しました。ロット番号261がこのピサロの小さな冬景色で、1870年頃にルーヴシエンヌで描かれたものです。村を見下ろす斜面に葉を落とした木々が立ち、枝のあいだから屋根や白い壁がのぞき、柵が丘を下っていきます。木の下には二人の人物がいて、一人は立ち、一人は座っています。これを買ったのは収集家アントナン・ペルソナズで、領収書の日付は1912年12月16日です。




