
Wassily Kandinsky · PD
教会のある冬景色
作品情報
ストーリー
ニューヨークのグッゲンハイム美術館は、この小さな作品を1910年から1911年にかけての冬の作としている。縦33センチ、横45センチほどの厚紙に油彩で描かれたものだ。そのころミュンヘンにいたカンディンスキーは、大きなカンヴァスの上で騎馬の人物や丘を色と線のなかに溶かしこみ、ほとんど見分けられないところまで進んでいた。この画面では、描かれたものがまだはっきり読みとれる。緑の斜面を背に教会の白っぽい塔が立ち、その下に家々が寄り集まり、右手には深い青の山がそびえる。手前の雪は、藤色と桃色と白の厚い筆触で置かれている。その真ん中あたりに、赤い体に青い頭の小さな人影がひとつ立っている。




