
Vasily Surikov · PD
エルマークによるシベリア征服
作品情報
ストーリー
スリコフはシベリアのコサックで、クラスノヤルスクに生まれた。自らの先祖もイェルマークとともに東へ渡ったと信じており、いわばこれは一族の物語でもあった。画布は途方もなく大きく、幅はおよそ六メートル。四年をかけ、1895年に描き上げた。描かれるのは1582年の決戦である。イェルマークの小さなコサックの一団が、旗を掲げ、舟にひしめき、火縄銃を放ちながら、はるかに数まさるクチュム・ハンの軍勢とイルティシ川の上で相まみえる。スリコフは両軍を、いまにもぶつかり合おうとする密な人の壁として押し固めた。この絵は皇帝ニコライ2世が買い上げ、1897年にサンクトペテルブルクのロシア美術館へ移り、今もそこに掛かっている。




