
ストーリー
パラッツォ・デイ・プリンチピの主階に掛かる一枚の小さなカンヴァスこそ、多くの来館者が階段を上る理由です。近くのマントヴァでゴンザーガ家の宮廷画家を務めたアンドレア・マンテーニャが、1493年にこの《救世主キリスト》を描きました。キリストは赤い枠の内側に半身像で現れ、その枠には、水の上を歩いて弟子たちに告げた「わたしだ、恐れることはない」という言葉が記されています。マンテーニャがこの時期に年記を入れた数少ない作品の一つで、たび重なる加筆と洗浄を経て今に伝わっています。
宮殿は16世紀初め、町を治めたダ・コレッジョ家のために建てられました。市立博物館はマンテーニャの周りに、町が生んだ最も有名な画家アントニオ・アッレグリ、通称コレッジョに帰属される小品三点を展示しています。さらに16世紀末にブリュッセルで織られたフランドルのタペストリー九点、かつてのコレッジョ造幣所の貨幣、周辺の平野から出土した考古遺物も見ることができます。
