
ストーリー
スカラ座の向かい、スカラ広場の反対側で、ある銀行が自らの宮殿に美術コレクションを展示しています。ガッレリエ・ディタリアは2011年にここで開館し、イタリア最大の銀行グループであるインテーザ・サンパオロと、ミラノの財団フォンダツィオーネ・カリプロが所有する作品を見せています。館はつながった四つの建物を使い、そのなかにはかつてのイタリア商業銀行本店も含まれます。
メインの順路は、パラッツォ・アングイッソラとパラッツォ・ブレンターニという二つの古い邸宅を抜け、主にロンバルディアの作品約200点で19世紀をたどります。始まりは新古典主義の彫刻家アントニオ・カノーヴァによる13点の石膏浮き彫りで、ホメロス、ウェルギリウス、プラトンの場面を表しています。続いて、ミラノのロマン主義を代表する画家フランチェスコ・アイエツの歴史画が現れます。1838年から1840年に描かれた《二人のフォスカリ》は、ヴェネツィア総督の息子が追放を前に家族と交わす最後の別れの場面です。さらに進むと、ドゥオーモや、市内の運河ナヴィリオを描いた風景画があります。運河の大半が埋め立てられる前の姿です。
順路の最後を飾るのは、未来派になる直前のウンベルト・ボッチョーニです。1910年の《ポルタ・ロマーナの工場》は、真昼のミラノ郊外に建ち始めた工場や集合住宅を、分割した色の細かな筆触で描き出しています。
