
ストーリー
松岡清次郎は東京の不動産開発者で、長い生涯のほとんどを蒐集に費やしました。1989年に95歳で亡くなるまでに、世界のきわめて広い範囲にわたる約2,400点を集めています。静かな白金台の一角にあるこの美術館が、それらを見せてくれます。
三つの常設展示室は、文明から文明へと飛び移ります。一つは古代エジプトの彫刻や遺物で満たされ、もう一つはガンダーラの石造の仏像で埋まっています。ガンダーラは現在のパキスタンにあたる地域で、ギリシアとインドの様式が出会い、仏に初めて人間の顔を与えた場所です。三つ目には、彼が最初に愛した中国の陶磁、玉、青銅器が収められています。
松岡は1975年、自社ビルの中でこのコレクションを一般に公開し、のちにこの専用の美術館を建てました。2000年に改めて開館したもので、作品がオフィスのロビーではなく、自然光の入る部屋で見られるようにするためでした。
