アンドレア・デル・ヴェロッキオの工房

フィレンツェ共和国 · イタリア・ルネサンス


ストーリー

1470年から1475年頃のこの板絵では、大天使ラファエルが若いトビアスと並んで歩いています。トビアスは釣ったばかりの、はらわたを抜いた魚を提げています。天使が持つ小箱には魚の内臓が入っていて、『トビト記』ではそれがのちにトビアスの父の盲目を癒やします。

ロンドン・ナショナル・ギャラリーがこれをヴェロッキオの工房の作とするのは、大部分を名前の伝わらない助手が描いたからです。工房の仕事ぶりを示すしるしは手にあります。二人の人物はまったく同じ左手をしているように見え、おそらく手本帳、つまり工房が弟子たちに使い回させるために備えていた既成のポーズ集から写されたものです。

ほかと一線を画す細部が二つあります。光を鎧のように照り返す鱗をもつ魚と、遅い段階で描き加えられたラファエルの足もとの小犬は、きわめて細やかな観察を示しており、ヴェロッキオの弟子レオナルドが描いたのではないかという説があります。ギャラリーは1867年にミラノでこの板絵を購入しました。

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作品

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