
George Stubbs · PD
馬を襲うライオン
作品情報
ストーリー
スタッブスは、イギリス貴族が誇る競走馬を描いて暮らしを立てていた。厩舎でつややかに落ち着いた名馬たちである。ところが1762年、その正確な解剖の腕を、まったく別のものに向けた。殺されようとしている一頭の馬である。ライオンが馬を組み伏せ、背に爪を深く食い込ませ、馬は恐怖に頭をのけぞらせている。写生から生まれた図ではない。数年前のローマ旅行で目にした古代の大理石群像、ライオンが馬を捕らえるヘレニズム期の彫刻がもとになっている。パトロンのロッキンガム侯爵が、その年の暮れに代金を払った。スタッブスがこの主題に立ち返るのは、これが16回のうちの最初だった。高さは二メートルを超え、今はイェールで壁一面を占めている。



