テーブルに座る女とヴァイオリンを調弦する男

テーブルに座る女とヴァイオリンを調弦する男


作品情報

アーティスト
ガブリエル・メツー
制作年
1658
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
43 × 37.5 cm

ストーリー

1770年12月、ルイ15世は宰相ショワズール公を罷免し、シャントルーの領地へ追いやった。1772年、ショワズールの絵画はパリで売り立てにかけられ、この小さなオランダの室内画もその中にあった。その後、ナポレオンの外務大臣タレーランの所有を経て、イギリスへ渡り、首相ロバート・ピール卿のコレクションに入った。

彼らが手にしたのは、1658年頃のひと部屋である。鮮やかな赤い胴着の女性がテーブルにつき、窓からの光を受けて、膝に楽譜を置いている。彼女は上を見上げ、唇をわずかに開き、小声で歌っているかのようだ。その後ろで男がヴァイオリンを調弦しながら、まっすぐこちらを見ている。テーブルにはヴィオラ・ダ・ガンバが置かれているが、二人のどちらが弾くのかはわからない。窓辺には鏡が立てかけられ、暖炉の棚は彫刻のアトラス像が支えている。裕福な家にしかない設えである。

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