
リュコメデスの娘たちの中で見出されるアキレス
作品情報
ストーリー
羽根飾りの頭飾りに淡い色の衣をまとった若者が刃を握り、訪問者の一人がその腕をつかんでいる。トロイア戦争に行かせまいと、海の女神テティスは息子アキレウスを少女に変装させ、リュコメデス王の娘たちの中に隠した。そこへオデュッセウスが贈り物の箱を携えて現れ、中に武器を忍ばせておいた。若者は思わず剣に手を伸ばし、正体を明かしてしまう。王女の一人は、まだ手に鏡を持ったままだ。ジェラール・ド・レレスがこの絵を描いたのは1680年頃で、明るい色調と滑らかな筆致は、17世紀末のオランダで流行した古典主義の趣味を示している。1757年にはオラニエ家の宮殿ヘット・ロー宮にあった。1795年にフランスに接収されてルーヴルに送られ、1815年以降に戻り、1822年からマウリッツハイス美術館に収められている。


