幼子の礼拝

幼子の礼拝


作品情報

制作年
1511
技法
板にテンペラ
寸法
140 × 140 cm

ストーリー

1500年前後のフィレンツェでは、トンドと呼ばれる円形の絵が、教会よりもむしろ邸宅での私的な祈りのために好まれました。直径140センチのこの作品は、ピエロ・ディ・コジモが1510年以降、晩年に描いたものです。聖母の青いマントには星形のブローチが留められています。聖母を「海の星」とたたえる賛歌「アヴェ・マリス・ステラ」にちなむ細部です。窓の梁には白い鳩がとまり、その向こうの丘陵を、ヨセフが牛とロバを連れて歩いています。幼子は小さな十字架を抱き、白い布の上に横たわっています。どちらも受難を予告するしるしです。ボルゲーゼ家の目録では長いあいだラファエロなど別の画家の作とされ、1880年に研究者グスターヴォ・フリッツォーニがピエロの筆を見抜きました。

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