羊飼いの礼拝

Peter Paul Rubens, Adoration of the Shepherds, 1608. Wikimedia Commons. · PD

羊飼いの礼拝


作品情報

制作年
1608
技法
油彩・キャンバス
種類
絵画

ストーリー

1608年、ルーベンスはイタリア滞在の日々を終えようとしていた。この夜の《羊飼いの礼拝》を注文したのは同郷の司祭フラミニオ・リッチで、故郷フェルモからローマに出てオラトリオ会の聖フィリッポ・ネリのもとにいた人物である。ルーベンスはおよそ三か月で描き上げた。ローマでカラヴァッジョを見て学んだことが、この深い闇のなかにそのまま表れている。光は幼子そのものから射すように見え、馬小屋をのぞき込む羊飼いたちを照らし、上方では天使たちが降誕を告げる帯を掲げている。その後この絵は長く忘れられ、20世紀の初めに美術史家ロベルト・ロンギが、ルーベンスの言う「夜」の一枚だと見抜いた。

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