
Amedeo Modigliani · PD
アドリエンヌ(前髪の女性)
作品情報
ストーリー
1917年12月3日、モディリアーニはパリのベルト・ヴェイユの小さな画廊で、生涯ただ一度の個展を開いた。ショーウィンドウに裸婦が掛かり、警察が風紀を理由に撤去を命じ、展覧会は初日のうちに閉じられた。ヴェイユが売ったのは素描二点、一点30フランだった。
この肖像も同じ年のものである。アドリエンヌというのは、画面が持ち歩いている下の名前にすぎない。1963年からこの絵を所蔵するワシントン・ナショナル・ギャラリーは、彼女が誰であったかを何も記していない。来歴の記述は、画商ポール・ギヨームの手を経たかもしれない、という推測から始まる。続けて、もう一人のパリの画商エティエンヌ・ビニューが1927年に、モディリアーニと親しかったモンパルナスの画家から買い取ったと記す。アメリカの収集家チェスター・デールは1928年4月にビニューから購入し、遺言で美術館に残した。




