アッローリのロッジア

アッローリのロッジア


作品情報

制作年
1588
技法
フレスコ画

ストーリー

枢機卿フェルディナンド・デ・メディチがこの丸天井を注文したのは、ボーボリ庭園に向かって開いたロッジアのためだった。ピッティ宮のこの翼は、枢機卿や外国から来た君侯にあてられていた。アッローリが描き始めたのは1587年。その10月に兄の大公フランチェスコが死に、枢機卿はローマを離れてトスカーナを統べることになり、1589年には緋の衣を返して妻を迎えている。そのどれも天井には間に合わなかった。だから中央で天使たちが持ち上げている紋章は、いまも枢機卿の紋章のままである。アッローリは天井を描かれたテラスへ開き、紋章のまわりにさまざまな鳥を、欄干にもたれて日々の手仕事をする女たちを、花を盛った燭台を並べた。1990年代の修復で色がよみがえり、描かれた欄干が外の本物の欄干をそのまま繰り返していることも分かった。

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