
Gustave Courbet · PD
アルフォンス・プロマイエ(1822–1872)
作品情報
ストーリー
1854年の暮れ、クールベは横幅6メートル近い大作《画家のアトリエ》の制作に追われていました。翌年パリで発表するつもりのこの絵に友人たちを描き込むため、彼はすでに描いた肖像画を何人かの友人から借り戻し、それをもとに人物を写していきます。批評家シャンフルーリに宛てた手紙には、「プロメイエを、彼が送ってくれる肖像画のとおり、ヴァイオリンを小脇に抱えた姿で入れる」と書いています。その肖像画がこの作品で、描かれたのは1851年です。アルフォンス・プロメイエはヴァイオリン奏者で、クールベとは幼なじみの同級生でした。《オルナンの埋葬》の会葬者の中にも彼の姿があります。ここでは濃い髭の音楽家が目を伏せ、手に楽器を持っています。左下に見えるヴァイオリンの渦巻き部分は、メトロポリタン美術館によれば1919年から1929年のあいだに描き直されたものです。




