
Caspar David Friedrich · PD
テッシェン祭壇画(山上の十字架)
作品情報
ストーリー
1807年ごろ、フリードリヒは一枚の風景画を、教会の祭壇画のような金の額に収めて発表した。夕日を受けた山の頂に十字架が立ち、モミの木がそれを囲む。聖書の場面も聖人も描かず、ただ沈む光の風景だけで信仰を語ろうとしたこの試みは、ドイツの批評家ラムドールとのあいだに激しい論争を巻き起こした。風景が宗教画の場所を奪ってよいのか、という問いだった。地平の向こうに沈んだ太陽の光が、雲を貫いて放射状に空へ伸びている。




