
After Peter Paul Rubens / Peter Paul Rubens / Erasmus Quellinus II · PD
眠るクピド
作品情報
ストーリー
右側にいたはずのプシュケは、いまはいない。彼女が掲げていた灯りも、場面を囲んでいた帳も、画布が切り詰められたときに失われた。全体の姿は、バイヨンヌのボナ美術館にあるルーベンスの油彩下絵から知られる。アプレイウス『変身物語』第5巻によれば、プシュケの夫は夜にしか訪れず、姿を見てはならないと命じていた。彼女が寝台に灯りを近づけると、そこにいたのは愛の神で、髪は金の糸のようで、首は乳のように白かった。蝋がしたたって神は目を覚まし、彼女は追われ、ウェヌスの与える試練を課される。エラスムス・クェリヌスがこれを描いたのは1636年から1638年である。1973年までは「ルーベンス派」の作とされてきたが、1700年の王室目録はすでに「エラスモ・デ・クリニオ」の名を記していた。現在はプラド美術館からの寄託として、ア・コルーニャ美術館にある。




